ES‐ROOTS、巣ごもり需要でインナーケアが好調

週刊粧業 2021年4月5日号 6ページ

カンタンに言うと

  • オーガニックコスメOEM事業も成長
ES‐ROOTS、巣ごもり需要でインナーケアが好調
 オーガニックエステティックサロン「フルーツルーツ」を運営するES‐ROOTSでは、サロンと同名のオーガニックコスメ・インナーケアブランドを展開するほか、オーガニックコスメのOEM事業も行っている。

 同社では数年前からインナーケア商品としてドライフルーツやフルーツ&ハーブティーといった食品・飲料を販売しており、テレビ番組でドライフルーツが取り上げられて以来、インナーケア商品の売れ行きが好調だ。

 さらに、巣ごもり需要により、アロマ系商品の売上も伸長している。

 人気商品のエッセンシャルオイルは、日本国内で栽培されている植物から抽出する国産精油で、果汁を搾った後のユズ皮など、日本全国の未利用資源を活用しており、環境にも配慮している。

 「在宅時間を充実させる商品のニーズが高まっていることを受け、ドライフルーツや食品、エッセンシャルオイルなど香りを楽しめる商品の展開に注力している」(榎戸淳一社長)

 また、毎月決まった日に自動的に配送されるサブスク制も導入している。特にドライフルーツの定期便が好調で、ショップのおすすめのドライフルーツが毎回8点配送される。

 ドライフルーツの定期便は通常価格の10%割引となっており、その他商品の定期便も5%~10%割引が適用されるため、お得に商品を楽しむことができる。

 なお、オーガニックコスメのOEM事業においては、コロナ禍でありながら、依頼件数は右肩上がりで、ほぼ毎日のように問い合わせがあるという。オーガニックコスメニーズの高まりに加え、小ロット製造が可能な点も強みとなっている。

 「今後は、自社ブランドのさらなる発展を目指し、スキンケア商品の充実に改めて注力していきたい」(榎戸社長)
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