サンスター、地域住民との交流による共創めざす新オフィス開設

粧業日報 2021年4月20日号 4ページ

サンスター、地域住民との交流による共創めざす新オフィス開設
 サンスターグループはこのほど、大阪府高槻市に地域住民との交流による共創を目指す新オフィス「サンスターコミュニケーションパーク」を開設した。

 サンスターでは、1958年に日本国内で当時最新鋭の設備を整えたハミガキ工場を同市に建設して以来の大規模な拠点開発となった。

 1万8000㎡の敷地には、3階建てのオフィスビルに加え、季節の彩りを感じられる広大な庭や芝生広場があり、コロナ収束後は社員だけでなく、地域住民の憩いの場や健康活動の場としての利用を想定している。



 オフィス1階は地域住民との交流を推進する拠点とし、サンスター製品を体験、購入できるショールームや、健康道場監修のカフェ・レストラン、健康啓発セミナーなどを実施するコミュニケーションホールなどを設けた。

 2階と3階の社員執務エリアは、中庭からの自然採光・風を取り入れ、自然を感じられる快適で健康的な執務空間となっている。

 気軽に意見交換が行える対話スペースや、作業に集中できる個人ブースなど、社員同士のコミュニケーションを活性化する空間をつくり、フリーアドレス制を導入するなど、新しい時代の創造的・効率的な働き方に対応している。

 環境負荷低減に向けては、自然の光、風等を有効に活用してエネルギー消費を削減しつつ、AI、IoTなどのスマートテクノロジーにより、さらなる省エネと快適性の向上を目指している。

 災害対策にも万全を期しており、社員や施設利用者の安全を考慮し、建築法基準を超える高い耐震性能を持たせた。

 有事の際は、非常用自家発電機、コージェネレーションシステムにより電力の多重化を図り、敷地内の井戸からの水源の確保や雨水貯留槽と、ろ過装置の完備により、飲料水を確保している。

 また、社員だけでなく近隣住民を含めた3日間の電力・非常食等も準備している。

 そうした様々な工夫により快適なオフィス空間と認められ、建物利用者の健康、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取り組みを評価する「CASBEE-ウェルネスオフィス認証」にて、最高評価であるSランクを取得している。

 サンスターグループ 日本エリア執行役員の大岡眞理子氏は、「多様な働き方と生活者との対話によって飛躍的な発展・イノベーションが起こる場として、 サンスターグループの新たな拠点では、事業創造を加速させてより創造的に、健康寿命の延伸に寄与する新事業・サービスを生み出すことを目指していく」とコメントした。
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