寿ケミカル、CBD、マイクロバイオームなど欧州トレンドをおさえた原料を品揃え

週刊粧業 2021年5月17日号 21ページ

寿ケミカル、CBD、マイクロバイオームなど欧州トレンドをおさえた原料を品揃え
 寿ケミカルは、「CITE JAPAN2021」で日本総代理店として取り扱うドイツ・CLRクルトリヒター社の機能性原料をはじめ、自社開発のユニークな機能性原料を紹介していく。

 CLR社からは、CBD(カンナビジオール)やマイクロバイオーム(微生物叢)など欧州の美容トレンドを踏まえた原料を中心に紹介する。

 CBDをヒントに開発された抗炎症成分「アノナセンスCLR」(チェリモヤ果実エキス)は、皮膚のホメオスタシスを安定化させるエンドカンナビノイドシステムのCS2受容体を活性化させ、炎症性メディエーターであるIL―1β、IL―8、CGRPの産生を抑制する効果を示した。

 また、痒みを引き起こすIL―31RAの発現も抑制する作用がある。

 in vivo試験では、皮膚の過敏性、掻痒感および外観が有意に改善された。以上の「アノナセンスCLR」のCBD様作用については開催3日目の21日に技術発表も行う。

 皮膚マイクロバイオームについては、近年の研究により皮膚の健康状態に深い関係があることが明らかになりつつある。

 CLR社の新製品となる「キューティバイオームCLR」は、ギョリュウバイ、コショウ、マグノリアの植物3種を由来とした親油性原料で、皮膚マイクロバイオームの正常化を促し、主要な菌種であるアクネ菌の異常増殖を抑え、炎症を改善する効果が確認されている。さらに、頭皮のマイクロバイオームを整え、フケの原因であるマラセチア菌、ブドウ球菌を減らしてフケ、痒み、べたつきを改善する。

 また、乳酸菌由来の「プロリニューコンプレックスCLR」もマイクロバイオーム関連原料として改めて紹介する。

 自社開発原料では、美白有効成分「プラセンターエキスK」や海洋性エラスチン「シーラスチン」(高保湿原料)、強力な抗糖化を示す「ヒシエキス」など高機能化を実現する原料を揃える。
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