セティ、新データを取得した多機能性原料「フィルムエクセル」の提案を強化

週刊粧業 2021年5月17日号 19ページ

セティ、新データを取得した多機能性原料「フィルムエクセル」の提案を強化
 フランスの有力化粧品原料メーカー・シラブ社の日本総代理店を務めるセティでは、様々な刺激やストレスから快適に肌を保護する天然由来のセカンドスキン原料で、即効的なハリ実感とシワ改善の効果も持つシラブ社の多機能性原料「フィルムエクセル」が新データを取得したことから、提案を強化している。

 フィルムエクセルは、タラ種子と紅藻を出発原料とする天然由来の糖ポリマーで、持続性のあるしなやかな非閉塞性フィルムを形成し、スキンケアをはじめメークアップやヘアケアなど幅広い用途に対応している。

 今回、新たに取得した新データは、バリア機能が低下し、炎症が起きている荒れ肌への保護効果で、フィルムエクセル0.5%懸濁液を塗布することにより、病原菌(黄色ブドウ球菌)やハウスダスト(ダニ)、大気汚染(粒子状物質=PM)によって分泌される炎症性サイトカインをいずれも有意に抑制することを確認した。

 新たに取得したデータはこのほか、アクネ菌によるバイオフィルム形成に対する抑制効果と、皮膚常在菌である表皮ブドウ球菌の定着に対する作用で、標準菌株1種とボランティアから採取した菌株3種の計4種のアクネ菌にフィルムエクセルを添加することで、バイオフィルム形成を有意に抑制することを確認した。

 また、フィルムエクセル0.5%懸濁液の処置後に、皮膚表面での表皮ブドウ球菌の付着に変化は見られなかったことから、フィルムエクセルが皮膚常在菌のバランスを整え、肌を快適で健康な状態に保つという。

 「フィルムエクセルはコロナで需要が拡大しているマスクの肌荒れケアに最適で、快適性や素原料のストーリー性も兼ね備える。新規原料ではウィズコロナでアクネケアの需要が高まっていることから、臨床データが豊富なソフトケアシリーズより『アクネジウム』の展開を開始し、QOL改善に寄与する原料の提案に注力していく」(同社)
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