ハリウッド美容専門学校、トータルビューティーのパイオニア

週刊粧業 2021年7月19日号 9ページ

ハリウッド美容専門学校、トータルビューティーのパイオニア
 今年創立96周年を迎えた学校法人メイ・ウシヤマ学園のハリウッド美容専門学校は、トータルビューティのパイオニアとして技術者と経営者の一貫教育を展開してきた。

 精神美・健康美・容姿美・服飾美・生活美・環境美、6つの要素から内面美容と外面美容を総合的に学ぶことができる伝統の「トータルビューティ教育」による一流のビューティシャン・コスメティシャンを育成している。

 化粧品メーカーと美容室をグループに持つ同校では、産学協同研究による実践的な人材の育成が行われている。コスメティックコースでは専門学校生と大学院生が連携して化粧品の開発から販売まで実践教育している。

 また、山中祥弘理事長は、美容師免許を持つ外国人が日本で働けるようにするため、約30年間、政府や業界団体などへの働きかけを行ってきた。

 今まで、外国人は美容師免許を取得しても、就労の在留資格が取れないため実務経験がないまま帰国せざるを得なかったが、来年4月からは、まずは東京において、美容師免許を取得した外国人は就労が可能になる見込みだ。

 なお、山中理事長は、東京都専修学校各種学校協会の会長も務める。

 「これは非常に画期的なことであり、今後はこうした取り組みを他の業界にも拡大していきたい」(山中理事長)

 コロナ禍が収束し、インバウンド需要が回復すれば、知識や技術のある外国人は大いに活躍することになるだろう。

 また、同校が開設している世界初のビューティビジネス大学院「ハリウッド大学院大学」は、ビューティビジネス経営の高度な知識とスキルを持った次世代のビューティビジネスリーダーの育成に注力している。

 「日本のビューティシャンは世界一だと考えているが、十分な評価を受けていない。そうした課題を解決するためには、経営革新が必要となる。化粧品・美容業界は、ディスカウント競争するのではなく、高付加価値経営をすべきである。また後継者不足が課題となる中で、本学園のビューティビジネス専門職大学院(修士)はぴったりだ。大学院は社会人も多いことから、今後は、土曜日だけの通学で卒業できるコースの設立も予定している」(山中理事長)
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