ミック・ケミストリー、品質重視のモノづくりを徹底

週刊粧業 2021年8月30日号 11ページ

カンタンに言うと

  • 企画段階からサポート、強みは提案力
ミック・ケミストリー、品質重視のモノづくりを徹底
 サポート型提案化粧品OEMを展開するミック・ケミストリーは、コロナ禍も堅調な業績をキープしている。

 小野沢勝弘常務に話を伺った。

 ――現況ついてお聞かせください。

 小野沢 基礎化粧品を中心としているため、コロナ禍による落ち込みもなく、堅調に推移してきた。

 最近は、通販関連の受注が増加傾向にある。

 また、アンチエイジング商品の依頼も多い。中高年層に向けては、効能効果がはっきりした品質の高い商品でなければ満足してもらうことはできない。

 当社では、なるべく高濃度で、使用実感のあるモノづくりを心がけており、コロナ禍も絶えず技術を磨いてきた。インターネットには情報が溢れ、消費者も知識を身に着けていることから、品質重視の流れは加速していくことだろう。

 研究者には、あまりコストを考えすぎず、品質を最優先して開発にあたるよう指導しており、その結果コストが上昇してしまった場合には、連続生産などの生産性向上により吸収するようにしている。

 なお、忙しい時とそうでない時の差が生産性悪化の要因の一つとなることから、お客様としっかりコミュニケーションを取り、情報を先にもらい準備を進めるなどして、波をなるべくなだらかにするための工夫をしている。

 ――御社の強みについてお聞かせください。

 小野沢 当社では、企画段階から、営業社員だけでなく研究者も同行するようにしている。営業社員だけでは、コストや納期の話がメインになってしまうが、研究者が同行することで、お客様の意図やニュアンスを細かいところまで汲み取ることが可能となり、成分や剤型など、商品の中身に踏み込んだ具体的な提案もできるため、スピード感のある商品化が実現できる。

 なお、企画段階では、最新の市場動向とともに、様々な選択肢を提示して、お客様が正しく理解した上で商品化につなげている。お客様に寄り添ったモノづくりができるというのは、当社の大きな強みではないだろうか。

 今後は、さらに提案力を磨きながら、小回りの利く生産体制を生かした柔軟な対応やきめ細やかなサービスによって、お客様からの信頼をさらに強固なものにしていきたい。
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