ヒト幹細胞培養液コスメ OEM・原料編、競争環境激化 健全性の確保へ

週刊粧業 2021年11月8日号 1ページ

ヒト幹細胞培養液コスメ OEM・原料編、競争環境激化 健全性の確保へ
 高機能化が進む化粧品業界でヒト由来幹細胞培養液市場が活況を迎えている。

 ヒト由来幹細胞培養液は、ヒトの幹細胞を培養した液体を化粧品原料化したもので、培養した際に分泌される様々な成長因子を含んでいることが確認されている。

 再生医療分野の幹細胞研究から派生した美容成分として化粧品業界でも注目を集め、近年は由来となる幹細胞も脂肪から骨髄、歯髄、臍帯、臍帯血など種類の広がりとともに、配合化粧品が市場に増えはじめた。

 一方で、競争環境が激しさを増す中、誇大広告などを理由に消費者庁から行政指導・処分を受ける企業が出てきてしまっている。

 ヒト幹細胞培養液の研究開発・処方開発・販売を行う原料メーカー・OEM企業からは、そうしたニュースによって市場のイメージ悪化を懸念する声も聞こえてきている。

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