サンスター、AI解析でハブラシ選びをサポート

週刊粧業 2022年1月1日号 40ページ

カンタンに言うと

  • ――「ガム オーラルケア スマートコンシェルジュ」の開発経緯についてお聞かせください。
  • ――今回のテーマであるOMOの推進では店頭との連携も重要ですね。
  • ――パーソナルなハブラシ選びを推奨するサービスとして今後どのような進化が期待されますか。
サンスター、AI解析でハブラシ選びをサポート
 オーラルケアブランド「G・U・M(ガム)」を展開しているサンスターは、GoogleのAI技術を活用したハブラシ推奨Webサービス「ガム オーラルケア スマートコンシェルジュ」を通じて、一人ひとりの口の状態に合ったハブラシ選びの体験を通して、歯のブラッシングの重要性を伝えている。

 2019年11月のサービス開始から認知拡大・利用促進を図っており、販売店との連携施策では、利用数に比例してハブラシの売れ行きが好調に推移し、従来の売れ筋とは異なるタイプのハブラシの売上がアップするなどの成功事例を積み上げている。

 同社のオーラルケアマーケティング部 GUMグループの肥沼竜平氏に話を聞いた。

 ――「ガム オーラルケア スマートコンシェルジュ」の開発経緯についてお聞かせください。

 肥沼 オーラルケアに関する消費者インサイト調査(2019年サンスター調べ、n=3857)を実施したところ、使用するハミガキについては多くの生活者が剤型から効果・効能を吟味して選んでいるのに対し、ハブラシは選ぶ時の基準を明確に持っている人は4割程度にとどまり、自分が選んだハブラシに自信を持っている人は2割にも満たず少数派だった。

 また、そうした実態調査から、たくさんのハブラシの種類が並ぶ売場で自身や家族のハブラシを選ぶこと自体にストレスがかかっていることが推察される。こうした心理的な背景は購入意欲や使用満足にも影響していると考察した。

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