メナード、ネイルカラーにパソコン作業時のストレス軽減効果を確認

訪販ジャーナル 2022年2月14日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 気持ちがポジティブになり、作業効率の向上も期待
メナード、ネイルカラーにパソコン作業時のストレス軽減効果を確認
 日本メナード化粧品は、ネイルカラーの使用による心理状態や生体への影響を検証し、「気持ちをポジティブにさせる効果」「パソコンのタイピング作業に対する倦怠感やストレスを軽減させる効果」があることを確認した。

 ネイルカラーは色のバリエーションが豊富で自分の好きな色や装飾を気軽に楽しめるため、幅広い年代に人気のアイテムだが、ネイルカラーが心理状態に与える影響はあまり研究されていなかった。

 2020年より続くコロナ禍では、外出自粛や在宅ワークといった様々な制限によってリフレッシュする機会が減っており、同社は自分で気軽に楽しめるネイルカラーはストレス軽減に役立つのではないかと考え、その効果について検証した。

 研究では、女性8名を対象に、16色のネイルカラーの中から「好きな色のネイルカラー」と「これまでに使ったことがない色のネイルカラー」を1色ずつ選んでもらい、ネイルカラーの使用前後において心理評価を行った。その結果、どちらの色のネイルカラーを使用した場合でも「気分が上がる」「心躍る」といった「ポジティブな気持ちの変化」があり、さらに今まで使ったことがない色でも同様であることが確認された。

 また、パソコンのタイピング作業に対するネイルカラーの効果を検証すべく、女性10名を対象に、10色のネイルカラーの中から「好きな色のネイルカラー」を選んでもらい、測定者が被験者に塗布し、その後パソコンを用いて一定のタイピング作業を行ってもらった。

 作業の前後では多面的感情状態尺度(短縮版)を用いて心理評価を行い、前頭前野の脳血流を測定するfNIRS装置を用いて作業中の脳血流反応を検証した。その結果、ネイルカラーを使用した場合、作業に対する「倦怠感」が軽減されること、脳血流の変化量が少ないことが確認された。

 脳血流は心理的ストレスを受けると増加することが知られているため、ネイルカラーには作業に対する心理的ストレスを抑える効果があると考えられた。このことから、ネイルカラーはパソコン作業による倦怠感や心理的ストレスを軽減させることで作業効率を上げることが期待される。

 同社はこれらの研究結果をもとに、気分の落ち込みや在宅ワークでの精神的ストレスに対して気軽に実施できるリフレッシュ方法として、ネイルカラーを楽しむことを提案していく。
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