ジェーピー研究所、「フローラキュア」シリーズが好スタート

週刊粧業 2022年4月11日号 25ページ

ジェーピー研究所、「フローラキュア」シリーズが好スタート
 ジェーピー研究所は、香港とオーストラリアで薬剤師資格を持つチームとスキンケアブランド「triage beaute(トリアージュ ボーテ)」を共同開発し、美肌フローラを増やす菌活美容法に着目した「フローラキュア」(クレンジング洗顔・導入化粧水・オールインワンセラム)シリーズの3品を昨年12月に発売した。

 販売チャネルは、国内がオンラインを中心とする一方、海外(香港)では店舗を中心に展開している。同シリーズは現在、発売3カ月で累計出荷本数が国内外合わせ4000本を超え、売上構成比は国内が6割、海外が4割で推移している。

 加藤真広社長は、好調の要因について、「発売前後にオフラインで著名な雑誌や全国紙の新聞等で広く紹介され、比較的短期間に認知を広げることができた。また、オンラインではSNS等で美容のインフルエンサーにコメントをいただき、実際に使用したユーザーやネットのクチコミ評価サイトでも高い評価を得たことで、認知向上と売上につながっている」と話す。

 販促面では、美容鍼を行う都内の人気整骨院が施術に取り入れ、美容に対して感度の高い消費者に認知を広げることができたという。また、ブランドの世界感を伝えるパンフレットと使用方法を解説した動画を作成し、オンラインとオフライン両方で認知向上に努めた。

 「コロナ禍でのマスク着用に起因する肌荒れに対するケアの需要が高まり、美肌菌を増やして皮膚常在菌のバランスを整えることでバリア機能が向上することが徐々に認知されつつある。こうした市場環境もあり、フローラキュアシリーズを試し、効果を実感したとの声をいただいている。また、SDGsに関心が高まる中、リユース可能なパッケージやクルエルティフリー等を含めたブランドコンセプト、ブランドの世界感に関心を持ってもらっていると感じている」(加藤社長)

 同社では今後、販路のさらなる拡大に向けて国内では有名小売店への導入を目指す。また、売上構成比が当初の予想以上に海外が高いことから、今後はアジアを中心に販路を拡大していく方針だ。

 「海外の薬剤師チームとの共同開発というコンセプトが品質の高さや安心感ということで興味をもっていただいた。海外においては、日本製の品質の高さに加えて安心・安全というところが評価されている。既存の3品は引き続きブランド育成を行いながら、今秋から来春にかけて導入美容液3品、デイケアクリーム、ナイトケアクリーム、ヘアケアの新製品を順次発売していく予定だ。新商品は現行の3品を含め併用可能な製品とし、さらに進化した内容で相乗効果が期待できるアイテムを導入していく。今後も、ブランドコンセプトである『結果を出す』『低刺激』『SDGs』を基本とし、市場に合った製品開発を積極的に行っていきたい」(加藤社長)
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