カンタンに言うと
ポーラ化成工業のフロンティアリサーチセンターは、イギリスのハル・ヨーク医科大学(Hull York Medical School)スキンリサーチセンターの研究チームと日本医科大学医学部皮膚科学教授の船坂陽子医師と共同で肌内部の評価が可能なマイクロバイオプシー(Microbiopsy)を用いた試験を開始した。
これまでシミやシワなどのメカニズムを調べる研究では、皮膚を模したモデルや侵襲性の大きい採取技術(パンチバイオプシー)が使われてきたが、皮膚モデルは皮膚の代表的な細胞からのみ構成され、血管や神経等その他の器官の影響を含めた複雑な生体反応は反映されないため、生体の反応をより正確に知るには生身のヒトの皮膚を採取して調べることが望ましかった。
しかし、従来のパンチバイオプシーは人体への負担が大きいことが課題で、化粧品の皮膚研究ではほとんど実践されてこなかった。
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この記事は訪販ジャーナル 2024年1月29日号 5ページ 掲載
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