訪販ジャーナル 2024年4月22日号 7ページ
カンタンに言うと
ポーラ化成工業は、これまで難しかった化粧品でのナノエマルション製法を確立した。新たな製法により、様々な種類の機能性油剤を、浸透性に優れた極小サイズの油滴として配合できるようになった。
肌のケアにおいては、水分だけでなく、角層を柔軟化させるなどの機能を備えた油分、いわゆる機能性油剤も与えることが大切だ。機能性油剤を角層内などに浸透させるためのキャリアーとしては、水に極小サイズの油の乳化滴(油滴)を分散可能な水中油ナノエマルションを利用することが効果的だと考えられる。
ナノエマルションは古くから知られており、医薬品やエネルギーといった分野で産業活用されてきた。しかし、化粧品の使用環境では、夏の高温多湿な部屋や冬の冷え切った洗面台などの温度環境で油滴が壊れてしまうといった課題があり、実用化が進んでこなかった。また、安定性を保つことができる機能性油剤の種類にも制限があった。
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この記事は訪販ジャーナル 2024年4月22日号 7ページ 掲載
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