訪販ジャーナル 2024年7月8日号 7ページ
カンタンに言うと
ポーラは、骨芽細胞が産生するオステオカルシンを増やす効果のある植物由来混合エキス「マリアアザミ・ブラックジンジャー」を見出した。
オステオカルシンは骨芽細胞が産生するタンパク質で、骨形成の指標とされ、新しい骨を作る際に増加する。さらに、カルシウムなどのミネラルとともに骨の石灰化に関わっており、骨強度を増加させる働きがある。骨内のみならず血中に移行することで全身でホルモンとして働く機能をもつことも報告されている。
今回発見した混合エキスの組み合わせは骨強化作用があることが考えられ、この知見は、ポーラから発売される製品に応用される。
今回新たに、骨芽細胞に対してオステオカルシンの発現量を上げる素材を探索した結果、マリアアザミエキスを単体で使用するよりも、混合エキス「マリアアザミ・ブラックジンジャー」として添加することで骨形成の指標であるオステオカルシンの遺伝子発現が増強されることが明らかとなった。さらに、混合エキスはオステオカルシン量自体も増加させた。これらの結果から、この混合エキスの組み合わせには骨強化が期待される。
今回発見された植物由来混合エキスの組み合わせは、オステオカルシンを増加させ、年齢とともに低下する顔や全身の骨強度の低下を抑制する働きが期待される。全身はもちろん特に、顔の上下顎の骨密度低下は、腰椎骨密度の低下より早い段階の40代から起こり早期の対策が必要とされ、加齢によって顔の形は平坦化し、軟部組織がたるむことが報告されている。
このことから、マリアアザミエキス、ブラックジンジャーエキスを含むサプリメントを12週摂取する試験を行った結果、フェイスラインのたるみに関わるアンケート項目において摂取前後で効果実感が得られた。
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この記事は訪販ジャーナル 2024年7月8日号 7ページ 掲載
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