花王、2024年12月期第2四半期は増収大幅増益

粧業日報 2024年8月21日号 1ページ

カンタンに言うと

  •  約180億円の構造改革効果で収益性改善、通期利益を上方修正
  • 長谷部社長、中期経営計画「K27」の進捗と方向性を説明
花王、2024年12月期第2四半期は増収大幅増益

 花王の2024年12月期第2四半期連結業績は、売上高が前年同期比6.7%増(為替影響除く実質1.9%増:数量等0.9%増、価格1.1%増)の7879億8700万円、営業利益が123.7%増の579億3900万円、税引前中間利益が124.9%増の644億800万円、当期利益が61.1%増の434億1300万円となった。

 4~6月の実績は、売上高が8.1%増(為替影響+4.8%、実質+3.3%)の4222億円、営業利益が34.8%増の360億円、税引前利益が40.3%増の396億円、当期利益が28.3%増の269億円となっている。

 グローバルでのコアブランド強化と構造改革効果により、売上総利益率は前年比で3.4P、ROICは前年比で4.8Pの改善を達成した。構造改革では、サニタリーで黒字化を継続するとともに、高付加価値化による価格改定で稼ぐ力を高めた。コアブランドでは、「アタック」「キュキュット」等で利益率・シェアをアップさせたほか、DX活用によりマーケティング手法を高度化した。グローバルでは、スキンプロテクションの売上が32%増となったほか、「ORIBE」の欧州展開、「KATE」のアジア展開が加速した。併行して、中国化粧品の流通在庫適正化とグローバル成長加速に向けたブランドポートフォリオの構築を進めた。

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