寧波の商圏分析~寧波商圏実態・寧波概要
1.寧波の商圏実態
寧波における中心的なショッピングエリアは天一広場である。天一広場の開業によって、元来、中山路沿いに点在していた各々の商業施設が点から線へとつながり、一大商圏ができあがった。現在、天一広場は寧波の地元の人々がショッピングに出かける際のファーストオプションとなっている。
このほか、老外灘と和義路浜江休閑広場は寧波市政府の旧城に対する二大改造プロジェクトであり、寧波市政府が企画する「三江六岸、百里長廊」の中心地域である。天一広場とともに、「三江ロコア商圏」を構成することとなる。
また、江東区、海曙区、江北区なども独自の環境や雰囲気に合わせて、特色のある商圏の建設が計画されている。
現在建設中の寧波の地下鉄1号線は、市の東西を結んで高橋地区から北侖までを連結しており、19の駅を設置、全長21.3キロ。2014年に開通を予定している。また、2015年に完成を目指す寧波地下鉄2号線もまた2010年から第1期工事がスタートしており、海曙、江北、鎮海など5つの行政区を貫き、空港のほか、寧波南駅、バスターミナル、寧波大学などを結ぶ予定である。
2.寧波概況
寧波は浙江省において副省都級の都市で、同省の三大経済都市の1つでもある。「海定則波寧(海穏やかに波静か)」の意を取って寧波と名付けられ、そして「甬」とも略称されている。寧波は港で知られており、唐の時代からすでに日本や新羅(現在の朝鮮半島)、東南アジアと通商している。特に2000年以降、北侖港は深水港に改造され、河口都市から港湾都市へと変貌してきた。
①地理、気候
②面積、人口
③市区構成
④交通(空港、鉄道、高速道路)
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