化粧品OEMの費用はいくら?小ロット・中ロット・大ロットの概算を解説

化粧品OEMの費用は、様々な要因によって大きく変動します。

具体的な金額は企業やプロジェクトの規模、製品の種類、成分、パッケージ、注文数量などに依存しますが、小ロット、中ロット、大ロットの一般的な費用構成を示します。


費用構成の主要要因

①開発費用:フォーミュレーションの開発、試作品の作成、安全性・有効性テスト

②製造費用:原材料費、製造プロセスのコスト、パッケージング費用

③最低注文数量(MOQ):OEMメーカーは通常、一定の最低注文数量を設定しています。これにより、単価が変動します。

④パッケージ・デザイン費用:ボトルやチューブ、箱のデザインと製造費用

⑤規制対応費用:各国の規制に応じた成分表示や許可の取得費用

参考例

以下は、化粧品OEMの一般的な費用例です。ただし、具体的な金額はメーカーやプロジェクトの詳細によって異なります。

小ロット生産(500~1,000個)/初期費用:約50万円~100万円、単価:約500円~1,500円

中ロット生産(5,000~10,000個)/初期費用:約100万円~300万円、単価:約300円~1,000円

大ロット生産(10,000個以上)/初期費用:300万円以上、単価:200円~500円

まとめ

具体的なプロジェクトのコストを知るためには、複数のOEMメーカーから見積もりを取得し、比較することが重要です。

また、長期的なパートナーシップを考える場合、品質管理やサポート体制も評価基準に含めるべきです。

小ロットを強みとするOEM、大ロットを強みとするOEMなど多くの企業がありますが、商品づくりから包括的なサポート体制まで支援が整うOEMメーカーを選びましょう。


実際にどのOEMメーカーに依頼すればいいの?

ブランドの方向性がある程度固まっていないと、OEMメーカーは本気で向き合ってくれません。そこが固まった段階でOEMメーカーに依頼するようにしましょう。

このコラムをご覧になっている方の中には、OEMメーカー探しにお困りの方も少なくないと思います。OEMメーカー各社のホームページを訪問してもいいことしか書いていないので注意してください。

自社あるいは1社だけを持ち上げすぎているコンテンツは疑ってかかった方が得策です。最初のボタンを掛け違えてしまうと、取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。

複数のOEMを紹介するコンテンツから選ぶことをおすすめします。

最後に、特徴が際立った信頼できる複数のOEMメーカーを紹介します。「おすすめはこちら」をご参照ください。

おすすめはこちら

TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)【中・大ロット対応】

国内最大手OEM/ODMメーカー。基礎化粧品からメイクアップ化粧品まで、ほとんど全ての化粧品を生産することができるのはもちろん、化粧品事業への新規参入やすぐに新製品を市場に展開したいと考えておられる等、あらゆるクライアントニーズにお応えする最も頼もしいパートナー企業であることを心掛けています。

おすすめのポイント

  • あらゆる化粧品の生産が可能
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ホシケミカルズ株式会社【小ロット対応可】

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エア・ウォーター・リアライズ株式会社【中・大ロット対応】

エアゾール製品、一般充填品、化粧品を主な柱とする総合OEM/ODMメーカーとして、あらゆる産業に製品を供給しています。最大の特長は、その網羅性。大きく人体用品、家庭用品、塗料、工業・自動車用品といった4つのカテゴリすべての分野で事業を展開しているのは、この業界で他にない強みです。

おすすめのポイント

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