プロテックス・ジャパンは、7年前よりインドネシアのバリ島に現地法人を立ち上げ、 今秋には建坪1000㎡の3階建工場の稼働を開始するなど海外事業を加速させている。
そもそもの始まりは、 日本にも必ずリラクゼーションスパが求められる時代がくると考えていた酒井社長がヘッドスパやクリームバスといった伝統的なインドネシアの美容法に興味を持ち、 個人的にも頻繁にバリ島を訪れるようになったことだ。
現地のサロン関係者と交流するうち、 癖毛の人が多く縮毛矯正の技術で悩んでいるということを知ったという。
「 まずは、 現地で講習会を開くことが決まった。 最終的に100名程の美容師さんと報道関係者が集まりその中で技術紹介をした。 これまでも商材は買うことができたが、 技術を教わったことがなく、 施術によって根元が切れたり、 毛先が傷んだりと事故がたくさんあったそうで、 みんなに本当に喜んでもらえた」 (酒井社長)
この出来事をきっかけに、 旧知の仲で、 長く酒井社長の旅行ガイドを務めていたMr. ジュリ (後のインドネシア支社長) と共に、 バリ島を中心とした海外事業の展開が始まった。 工場建設もその時に計画されたものだという。
「日本から商材を送ると、 コストがかかる。 それではインドネシアの隅々にまで商品を届けることはできないだろうということで、 理想は現地で商品を作って供給することだと話していた」 (酒井社長)
一方、 世界的な観光地でもあるバリ島の商品であれば、 そのイメージを活かし、 近隣諸国を始め世界中で展開できるという利点もある。
「日本とインドネシア、 お互いのよさを認めあい、 強みを活かし、 融合しながら、 技術と商材、 人材が文化交流できればいい。 教育アカデミーを設け日本の商品をバリ島を中心にインドネシア全体に広めていくのと共に、 バリで作った商品や文化を世界に広められればと思う」 (酒井社長)
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この記事は週刊粧業 掲載
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