資生堂、「インテグレート」から2011年秋の新製品

　資生堂は2011年9月21日、「インテグレート」から、秋の新製品（全4目12品種、ノープリントプライス）を発売する。ドラッグストア・ＧＭＳ・化粧品専門店・コンビニなど、約3万4000店にて展開していく。

　2011年秋のテーマ「Sweet Passion」。やわらなかムードの中に「生命力＆コントラスト」が感じられるものがトレンドとなっており、女らしさの中に強さが見え隠れするメークアップを提案していく。まばたきの度に黒々と光るつやライン、肌内部からにじみ出る様なつや感あるチークをラブリーなアクセントにした。

　「キラーウインクジェルライナー」（アイライナー、4色各0.28ｇ）は、ジェルを固形化するためのワックスなどを極限まで減らした上に、ジェル感触の揮発成分を配合してやわらかさと濃密発色を実現させるソリッドジェル処方により、ジェルをペンシル化することに成功。また、やわらかい芯をくり出せるソフトストローク機構、気密機構付きキャップを採用し、やわらかく揮発性の高い中味を最後までしっかり保持することが可能になった。

　「ミネラルパフチーク」（ほお紅、3色各5ｇ）は、シリーズ共通成分である「微細ミネラルパール」「肌あれ防止ミネラルパウダー」に加えて、正反射で強い光を放つ板状ミネラル粉末「ミネラルグロスパウダー」を配合した。これにより、つややかな光沢感を与え、いきいきとした血色感を演出。また、毛足の長いやわらかなパフ付きのキャップなので、簡単に仕上げができるという。

　その他、ラブリーなぱっちり目をつくる「レインボーグラデアイズ」（限定1色3.5ｇ）と、ケースとファンデーションのセット「ミネラルファンデーション（プレスト）特製セット」（限定4種各10ｇ、ＳＰＦ16・ＰＡ+）も発売する。

　モデルは引き続き岸本セシルを起用し、「キラーウインクジェルライナー」を中心とした広告を、9月下旬よりＴＶＣＭ、雑誌、Ｗｅｂで展開する。

　セルフメークアップ市場は近年成長を続けており、2010年は05年対比で116.8％（インテージＳＲＩ、2005年1月～2010年12月）に拡大。中でも、アイライナーとマスカラ、ファンデーションは成長の著しい美類となっている。昨年2月のブランドイノベーション時に、新たに配置したミネラルファンデーションは日本でのミネラルファンデーションブームを捉えて好調に売上げを伸ばし、セルフミネラルファンデーション市場の拡大を牽引し、セルフミネラルファンデーション市場で56％（インテージＳＲＩ、2010年2月～2011年2月）のシェアを占めている。

　なおインテグレートは、今年2月にブランドイノベーション2年目を迎え、売上前年比は147％（インテージＳＲＩ、期間＝2010年4月～2011年3月）と好調な実績で推移している。