コーセーの2代目社長で、相談役の小林禮次郎氏が2011年8月13日午後1時30分、脳梗塞のため死去した。享年83。葬儀は近親者のみで行い、同社主催のお別れの会を9月28日午前11時30分から帝国ホテル孔雀の間で開く。喪主は妻美智子さん。
1951年3月早稲田大学理工学部応用化学科を卒業後、同年4月に小林コーセーに入社、56年11月に取締役研究部長、64年2月に常務取締役、76年3月に専務取締役、79年3月に代表取締役専務、81年3月に代表取締役社長、97年3月に代表取締役会長に就任した。その後、長男・一俊氏が代表取締役社長に就任したのを機に、2007年6月に取締役相談役に就任。10年6月に取締役を退任している。
故小林禮次郎氏は1946年、実父・小林孝三郎氏(1897年6月29日~1995年7月22日)が創業したコーセーに、51年、大卒理科系社員第一号として入社。実質的な創業メンバーの一員として、また創業者を継ぎ2代目社長として、コーセーおよび戦後の日本の化粧品産業の成長を支えてきた。
経営の傍ら研究活動にも打ち込み、1997年3月、「化粧品の素材開発とその評価に関する研究」に対して早稲田大学より工学博士号を取得。また、95年11月にコスメトロジー研究振興財団理事長、96年11月にコーセー学園(東京ヘアメイク専門学校)理事長に就任して後進の育成に尽力したほか、98年11月に早稲田大学理事、2001年6月に日本化粧品工業連合会会長に就任するなど、業界全体の発展にも心血を注いだ。
こうした長年にわたる業界への貢献に対して国内外からの評価は高く、1992年11月には藍綬褒章、98年11月には勲三等瑞宝章、2001年1月にはフランス国家勲章レジオン・ドヌール勲章が授与されている。
この記事は週刊粧業 掲載
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