栄進商事、1回使い切り美容オイル「きれいゆ」で化粧品業界参入

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栄進商事、1回使い切り美容オイル「きれいゆ」で化粧品業界参入

 健康関連事業や貿易・中国ビジネスを展開する栄進商事(本社=大阪市)は8月、国産コウネ馬油原液100%配合したスキンケアオイル「きれいゆ(輝驪油)」(1箱30粒入り3800円)を発売し、化粧品業界への参入を果たした。

 サプリメントで見られるソフトカプセルにコウネ馬油を内包し1回使い切りの粒タイプに仕上げ、洗顔後や入浴後、通常のスキンケア前のプレローション用美容オイルとして提案している。「成分の稀少性と期待できる効果」「製品の形状や見た目へのこだわり」「プレローションとしての使用方法」などに新規性を見出しており、競合製品や他の馬油配合製品との差別化を図った展開が期待される。

 同社は、繊維製品の輸入代行から創業し、健康食品や食品原料など徐々に輸入品目を増やすとともに並行して輸出業も行い、貿易事業へと拡大してきた。

 2004年には、長寿食材で知られる砂漠人参「カンカ」原料を取扱い、栽培から抽出までの一貫体制を整えOEM供給を開始。カンカは、近畿大学や京都薬科大学を中心に学術的な研究が進められる注目の素材で、自社の健食商品も手がけるカンカを軸とした食品関連が主力事業に成長している。

 08年には中国ビジネスのサポート事業を本格化し、日本健食専門店「元気の道」を手がけ、自社製品を含む日本製健康食品の販売を行っている。また昨年から現地ショッピングモールの1フロアを使用し、アパレル製品を中心に日本専門ショップのプロデュース業を開始した。

 今回の参入も、当初は主力の健食への配合を想定していたが、肌に対して期待できる効果から化粧品の開発に転じたという。

 コウネ馬油は、馬のタテガミ下の皮下脂肪を指し、食用馬一頭(約1000キロ)の馬油200キロのうち、わずか数キロ程度しか取れない稀少価値の高い馬油として知られている。また、化粧品原料として精製できるまで最低1年かかるという。その中でも熊本・阿蘇の食用馬から取れる国産コウネ馬油に限定し、特殊精製による臭いのない安全・安心品質のコウネ馬油を使用している。

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