日本輸入化粧品協会は2012年4月18日、業界紙(誌)懇談会を開催した。
2011年の化粧品輸入金額(歯ミガキ、石けんを除く)は1667億円(前年比7%減)と前年を下回った。大震災の影響を受けて第2、第3四半期は10%台の落ち込みとなったが、第4四半期でようやく回復基調となった。傾向として、香水・オーデコロン、頭髪用化粧品が前年を大きく下回り、メーキャップ化粧品、皮膚用化粧品は微減にとどまっている。
レイコB.リスター理事長は昨年の協会活動を総括し、「日本は昨年、震災という大きな災難に遭ったが、昨年40周年を迎えた協会も色々な意味で変化があった。年頭所感で"改革元年"と宣言したように、今年は改革を始める。40年も活動をしていると、マンネリ化する可能性がある。新たな道を開くべく有志がプロジェクトチームを結成し、様々な角度から検討、提案していくので今年は動きが活発化するだろう」と展望を述べた。
さらに、市場環境について「ネット販売は今や避けて通れない道であり、その流れは強くなりつつある。百貨店ブランドやヨーロッパ系高級ブランドがイオンに進出し、気楽に商品に接することができる斬新な販売手法を取り入れた。まだ判断を下すには早いが、このような流れが出てきたこと自体が画期的であり、百貨店のみの流通では危機感を感じてこの構想にのったのではないかと、個人的にはみている」と言及した。
5月31日に第14回通常総会を開催する。総会終了後、大阪ガス行動観察研究所主席研究員でエルネット行動観察推進部長の越野孝史氏が「行動視察」をテーマに講演する。
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この記事は粧業日報 掲載
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