ブースではエアレス柱に、海外容器の魅力を満載し
――一般的に考えた時、第三者が介在しない作り手と売り手の直取引がコストや意思疎通の面でメリットがありそうだという見方もできます。
角嶋 海外の容器を採り入れようと試みる時、化粧品メーカーさんはたいてい大手商社の門を叩くことが多い。
ただ、大手商社は言語や企業接点の問題がクリアできても、肝心な容器作りのノウハウをお持ちではない。
詳しくいうと(ラベルの)印刷に関する注意ポイントや、成型の仕方のほか、検査基準や仮に問題が起こった時の対処方法――など。対国内容器メーカーさんが相手である場合でさえ、製品が仕上がるまでに複雑で煩雑な調整項目がそれは多く存在する。2次加工が多い工程では、そこへ拍車がかかってくる。
そうした状況のなかで当社は容器メーカーさんへダイレクトに入り込んでプロの容器屋という立場で調整を行っている。
単に化粧品メーカーと容器の製造者を“つなぐ”ということではなく、言葉や文化の違いを越え、お客様同士の意向をいわば翻訳して双方へ行きわたらせることができる。
海外の容器メーカーと国内化粧品会社の取引事例を拝見するにつけ、とかくコミュニケーションが上手くいかず失敗に終わっていることが多いように思える。
この問題を化粧品会社と容器メーカーの間に立って解消することが、当社の大きな役割になってきたと認識している。
――ズバリ、展示ブースの見どころ・見せどころは何でしょう。
角嶋 化粧品のニーズに多様化が進むなかで、「ナチュラル」や「オーガニック」といったキーワードがトレンドに駆け上がって久しい。
ところが、中身や処方のほか成分にそうした流行性が反映している一方、そこに容器がマッチしているとは考えにくい最終製品が少なくない。
そうした実態を踏まえ、当ブースでは紙を材料に使った環境に優しい容器など、お客様の潜在需要に「これだ」という感想を持ってもらえる商材を展開していく。中身と容器の一体感を通じ、根本から「オーガニック」をうたえる化粧品の完成などを手助けしたい。
商品構成は定番と呼べる製品を軸に、20%程度の新製品を盛り込む。実際に要望が多い部分を露出するという意味から、ヨンウ社が得意とするエアレス容器が中心になる。
定番=スタンダードでありながら、デザインや色遣いで見せ方を変えて行く手法はヨンウの腕の見せどころといえる。開発力に秀でた同社の特徴として、「先端のエアレス容器」といった驚きを感じていただきたい。
この記事は週刊粧業 2012年6月25日号 6ページ 掲載
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