経済産業省が発表する化粧品出荷統計によると、2011年1~12月の男性化粧品の出荷金額は前年比11.9%増と大きく伸長した。今後も各社、拡大傾向にある男性化粧品の商品開発や積極的なプロモーション展開でしのぎを削ることが予想される。それに対し女性はどう感じているのだろうか。今回の調査(調査協力:マクロミル)では、「男性の化粧」に関する素朴な質問を投げかけてみた。(記事全文・アンケート詳細はこちら)
当社は、男性用市場が拡大を続ける背景に、男性の化粧行為に対する女性の意識の変化も深く関係してくると考え、これまで3年ごとに「男性の化粧をどこまで許せるか」について聞いてきた。
近年は、男性向けブランドに位置づける「オキシー」(ロート製薬)と「アックス」(ユニリーバ・ジャパン)の広告・宣伝に代表されるように、女性目線から男性の肌ケア意識を喚起する取り組みが活発になっており、今後も女性の意見を取り入れるブランドマーケティングが増えていくと推測される。そこで今回も2009年比で、上記10項目の化粧を男性がすることに対し、女性はどう感じているのかを探った。
結果から言ってしまうと、今年も2009年の調査と同様、10項目の中で許せるケアと(まだ)許し難いケアに分かれたが、男性の化粧行為に対し、肯定的な女性が着実に増えている。
男性の「スキンケア」「皮脂対策」「リップクリーム」「眉」の化粧行為4項目は、半数以上の女性が「許せる」と答えたのに対し、「フレグランス」「脱毛」「ネールケア」「ファンデーション」「アイメーク」「その他」の化粧行為は支持できない女性の割合が過半数以上を占める結果となった。
各項目を細かく見ていくと、最も許せる化粧行為の「スキンケア」が、09年比4.4P減の69.7%と肯定派が少なくなった一方、「皮脂対策」が5.6P増の61.2%に伸長した。
【男性の化粧に対する意識調査・質問項目】
男性の化粧をどこまで許せますか?
スキンケア/皮脂対策/リップクリーム/眉/フレグランス/脱毛/ネールケア/ファンデーション/アイメーク/その他
【調査概要】
調査協力:株式会社マクロミル
サンプル抽出方法:株式会社マクロミルが保有するネットモニタからランダムに抽出
対象エリア:全国
調査対象者:20~39歳の女性 対象者割付:女性/20~24歳、女性/25~29歳、女性30~34歳、女性35~39歳(各103サンプル)
調査実施期間:2012年6月19~2012年6月21日
【PDFダウンロード】「男性の化粧に対する許容度を調査」はこちら
この記事は週刊粧業 掲載
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