ライオンの2012年度第2四半期決算(1~6月)は、主力ブランドを中心に付加価値の高い製品を発売し増収となったが、ブランド育成や新コーポレートメッセージ浸透のための競争費用の増加等で営業、経常減益となった。純利益については、震災特別損失を計上した前年同期との比較で大幅増となっている。
売上高は5.5%増(為替影響除く実質で6.4%増)の1598億7400万円、営業利益は32.3%減の22億5000万円、経常利益は29.5%減の28億3100万円、純利益は11億6100万円(前年同期は4700万円の利益)となった。
「上期の売上高は、国内・海外とも日用消費財が好調に推移し公表数値を上回ったが、営業利益は、衣料用洗剤を中心として競争が想定以上に激しく、さらに天候不順の影響で利益性の高い制汗剤・殺虫剤等が苦戦した関係で、商品構成が変わり、販売促進費が増加した結果、前年同期に比べて約32億円の減益、公表数値に対しても若干の未達というかたちで終わった。下期以降は、値段に左右されない付加価値製品を開発してその構成比を高めることにより、販売促進費の効率化を図っていきたい」(笠松孝安取締役)
セグメント別では、一般用消費財が売上高で6.3%増の1268.1億円、営業利益で54.8%減の9.3億円、産業用品が売上高で2.7%減の242.4億円、営業利益で89.7%減の4000万円、海外が売上高で6.1%増(現地通貨ベースで11.0%増)の283.1億円、営業利益で169.4%増の8.7億円、その他が売上高で21.9%増の143.8億円、営業利益で77.9%増の4.8億円となっている。
「海外の売上げの8割を占めるタイ(バーツ)・韓国(ウォン)の通貨レートがそれぞれ前年同期と比べ4.5%、6.8%円高で推移したため、上半期の連結売上高に与える為替のマイナス影響は13億円となった」(同取締役)
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この記事は週刊粧業 掲載
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