ナユタ、設備を強化した透明石けんで新規開拓

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ナユタ、設備を強化した透明石けんで新規開拓

 ゲル化粧品と透明石けんを得意とするナユタではこのほど、石けんのピロー包装用機械を導入した。ピロー包装は見栄えがよく、コストパフォーマンスにも優れていることから、取引先からも要望が多かったという。6月に石けん釜のオーバーホールを実施し、設備環境も整えている。

 「安定した売上げがある石けんのOEM事業ではここにきて新規取引先が増えているので、今後は売上げが拡大できる余地がありそうだ」(山崎尋士社長)

 主力のゲル化粧品は、ライトでベタつかない仕上がりながら肌にうるおいをもたらすのが魅力で、最もニーズが高いのはゲルクリームだ。

 このゲルを発展させたリッチな感触のクリームの提案を強化している。ゲルと保湿力は変わらないが、よりしっとりした仕上がりを求める場合におすすめだという。

 OEMの提案時には、PRや販売の分野まで視野に入れた提案をすることで、新たなビジネスチャンスにつなげている。

 「店頭展開まで想定した製品企画のたたき台を提案することで、相手に製品のイメージをわりやすく伝えることができる。これを機に商品化に至ることもある。近年は化粧水の取扱いが増えた。スキンケア、ヘアケアは香りを楽しむアイテムに注目している。一昔前は無香料が主流だったが、今は香りをつけたいお客様が増えたので、対応していく」(山崎氏)

 6月に開催された第4回PB開発展に出展した。展示会の規模はそれほど大きくはないものの、来場者とじっくりコミュニケーションがとれて様々な出会いがあった。

 「2012年5月期は減収増益だった。ゲルは当社の看板素材であり、アイデンティティであるので、この分野をもっと掘り下げてアピールしながら、今期は増収増益を目指す」(山崎氏)

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