かつて、韓国コスメといえば「安い、お手軽、韓流ブーム」といったイメージが強かったが、ここにきて機能を訴求した本格的な化粧品として注目されるケースが増えてきた。
日本の化粧品にひけをとらない品質、効能・効果を持ちながら、同時に斬新な切り口も持ち合わせた韓国化粧品は、ユーザーに化粧品を使う楽しさを改めて再認識させる機会をもたらしているようだ。
「ブーム」から「定着」へ
ブランド間で命運分かれる
ある関係者は韓国化粧品市場について次のように分析する。
「今までの韓国化粧品は(韓流の)アイドルが火付け役となり、若い人達が好きなアイドルの販促品が欲しくて数百円のシートマスクなどを購入していた。数年前は好きなタレントを目当てに主婦やOLの韓国への旅行者が増えた。しかし今はタレントに頼らず、商品力で勝負するようになって、この動きは落ち着いている。国内の市場規模は並行品を除くと300億円を超えているのではないか」
韓国化粧品の特長として、日本の化粧品にはみられないユニークな切り口とデザイン性があげらえる。
ハチ毒、ヘビ毒、カタツムリ粘膜など日本では考えられない成分を抵抗なく取り入れてしまう。安価ながらパッケージにこだわるブランドが多く、店頭でひときわ目をひくアイテムが多い。これらの特長が目についてしまうため、ビジュアルが先行してしまうことが多かった。
しかしBBクリームなどは一度使うと予想以上の使用感や機能が実感できることから、韓国化粧品に対する見方を変える人が増えているようだ。(以下省略、記事詳細はこちら)
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この記事は週刊粧業 掲載
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