カネボウ化粧品はこのほど、美白化粧品による白斑問題を受け、新たな安全基準を導入した。
花王グループ全体で定義づけをし、ホームページで発表している。原料選びから処方、実使用試験をはじめ、カウンセリングや販売後の点検にまで及び、より厳しく安全性を確認できる仕組みとした。なお、新基準の概要をまとめた小冊子を、5月下旬より取引店約2万2000店舗で配布する。
原材料については、従来の化粧品に関する安全情報と花王の化学品・食品・家庭用品のデータをあわせた約15万件のデータベースを活用して安全性を確認。同時に、人体や環境への影響も配慮する。
安全性試験はこれまで製品に配合する10倍の濃度で確認してきたが、今後は試験可能な最大濃度での評価や、一般の試験法より検知力の高い独自開発の試験法(皮膚感作性試験・h―CLAT法など)も取り入れ、原料の安全性を見極める。
開発段階では、人工皮膚や培養細胞での確認後、肌につけても刺激感のない、使用感のよい製品開発を目指し、モニターテストは規模や期間を大幅に拡充し、様々な使い方を想定しながら複数の製品を併用した場合の試験も実施する。
新基準では、発売後の安全性にも重きを置き、使用後に何が起きるか速やかに察知できる販売の仕組みを強化した。
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この記事は週刊粧業 掲載
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