週刊粧業 2014年8月4日号 4ページ
新卒採用のあり方や女性の登用など、企業としての人材確保やその育成に改めて注目が集まっている。将来的には労働人口の減少も避けられない課題で、企業経営において人材戦略の重要性はますます高まりそうだ。
ベンチャー企業の筆頭格で「@cosme」を企画・運営するアイスタイルの菅原敬 取締役兼CFO(最高財務責任者)と、OEM業界で異色のカラーを打ち出すサティス製薬の佐野一機 取締役管理部長兼経営企画室長に、自社や業界における人材戦略について対談方式で語ってもらった。
人事制度の考え方・施策
――人材戦略の原理原則や具体的な施策について、アイスタイル、サティス製薬の現在の取り組みをお聞きします。
菅原 人事制度のコンセプトに、「多様性」「自発と責任」「創造と改善」を掲げている。
ベンチャー精神が薄まり、会社のルールに個人が合わせるような「大企業病」の課題を感じはじめた上場後を境に、人事制度の抜本的な見直しを含めて新たなプロジェクトを推進してきた。
募集職種も広がり、会社に対する期待や就業動機も様々だ。当社の過半数を占める女性社員たちにとっては、結婚や出産などのライフステージの変化も影響する。幅広いニーズに応えるため、現在は時間やキャリアなどに合わせて4つのスタイル(働き方)を設け、会社へのコミットのかたちを多様化している。
また、社員が自ら手を挙げやすい仕組みを用意しようと「ハンズアップ制度」を導入し、「どんどん手を挙げていいよ」「会社はみんなで作るモノだ」というメッセージを打ち出している。いい意味でどんどん勝手にやってもらいたいと考えている。
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