東洋新薬、新たな美白メカニズムを解明~機能性表示食品にいち早く対応

週刊粧業 2015年7月13日号 57ページ

カンタンに言うと

東洋新薬、新たな美白メカニズムを解明~機能性表示食品にいち早く対応
 東洋新薬は、中部大学との共同研究で、同社の「フラバンジェノール」がシミの原因となる「メラニンカスケード」を遮断する新たなメカニズムをヒトメラノサイトで突き止めた。

 「メラニンカスケード」は、紫外線によって引き起こされ、メラニン生成につながる。同反応は、メラニン生成の指令物質であるエンドリセンの受容体(EDNRB)を介してさらにメラニン生成を助長させ、負のスパイラルを引き起こすという。

 今回の研究によって、細胞内シグナル分子(MSKI)の活性化を抑制することで、EDNRBの発現を抑制し、外部からのメラニン生成促進の指令をヒトメラノサイトが受け取れなくして、相乗的に美白作用を発揮することがわかった。

 また、同社はODMとして機能性表示食品対応製品の提供を開始した。特に、美容関連製品では、一丸ファルコスが展開している米由来グルコシルセラミドを配合した「メディスキン」を持っており、肌の保湿力(バリア機能)を高める製品として提案していく。

 同原料を使用した機能性表示食品のODMに関しては、東洋新薬と一丸ファルコスが共同で事業展開していく。

 「機能性表示食品は、関与成分が機能を発揮できるのであれば剤型は問われない。評価試験も当社で実施するため、一貫して製品提案ができる」(同社)
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