味の素ヘルシーサプライ、コストダウン原料を導入し受注拡大

週刊粧業 2015年12月7日号 15ページ

カンタンに言うと

味の素ヘルシーサプライ、コストダウン原料を導入し受注拡大
 アミノ酸系原料最大手の味の素ヘルシーサプライは、これまでプレミアム製品に使用されてきたアミノ酸系原料が近年、消費者意識の高まりからマス製品にも多用されるようになった状況を受け、低価格帯原料の本格販売に乗り出した。

 2012年に設立されたインドネシアの生産拠点では、従来の原料をエコノミータイプにした界面活性剤「アミソフト」ECS―22Wと「アミライト」GCK―12Hを大量生産し、大型受注に対応している。

 また、日本のアミノ酸系原料市場は同社の寡占状態だが、「海外市場では品質だけでなく、価格面でも競争が起きている」(開発TSグループリーダー 岡田拓矢氏)ため、エコノミータイプ原料で新興地域の需要取り込みも積極的に行っている。

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