カネボウ化粧品、新生の象徴「KANEBO(カネボウ)」を今秋導入

粧業日報 2016年5月24日号 1ページ

カンタンに言うと

カネボウ化粧品、新生の象徴「KANEBO(カネボウ)」を今秋導入
中長期目標として
年間売上300億円めざす

 カネボウ化粧品は化粧品事業80年の集大成となる新ブランド「KANEBO(カネボウ)」を9月15日に発売する。

 これに先立ち、5月18日に開催された発表会では夏坂真澄社長が「当社が目指すのは『キレイを楽しむ』を応援する会社である」とし、それに向けた活動と新ブランドに込めた想いを語った。

 夏坂社長はまず白斑問題について触れ、「全てのお客様が回復して笑顔が戻るまで責任を全うする。信頼される会社、社会に必要とされる会社になるためにお客様の声に耳を傾け、徹底した安心・安全のモノづくりをこの3年間実行してきた。これに加え、『感覚』『楽しさ』『感性』『親しみ』といったカネボウらしさを徹底的かつ愚直に追究することで新たなスタートを切る」と宣言した。

 「当社の存在価値は五感で感じるモノづくり、時間美容カウンセリング、個性に輝きを添えるブランドにある。アジア発信を推進中の『KATE TOKYO』、存在感を高めつつある『ルナソル』に続き、新生カネボウの象徴である新ブランド『KANEBO』を導入する。主に30~40代に向け、カウンセリング力を最大限に活かせる百貨店約150店舗と専門店約200店舗で展開し、カネボウ化粧品の中核をなすグローバルブランドとして育成する。長中期目標として、年間売上300億円を早期に到達したい。2016年11月にアジア、翌年秋に欧州とロシア、2020年に中国への進出を目指す」

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