日本パーマネントウェーブ液工業組合 田尾理事長、パーマの魅力を様々な形で発信し市場拡大へ

週刊粧業 2017年1月1日号 20ページ

カンタンに言うと

日本パーマネントウェーブ液工業組合 田尾理事長、パーマの魅力を様々な形で発信し市場拡大へ
 岩崎前理事長の後任として昨年から理事長に就任致しましたが、組合として大きな問題がなかったという意味では、昨年は良い1年であったと思います。しかし、パーマ剤市場は芳しくなく、そこに活路を見出すべく如何に行動すべきかを問われた半年であったように思います。

 景況については、内閣府の発表する昨年10月の月例経済報告で「景気は、このところ弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている」と7カ月連続で据え置きとなりましたが、依然として景気が上向いたとの実感はなく、美容業界に関しても同様に厳しい状況にあると感じます。

 まず、当組合の目的である、安全性の担保の観点から医薬品・化粧品業界の1年を振り返りますと、血液製剤の承認とは異なる製造が長年行われていたことから当局が製造実態の調査に乗り出す問題や、マイクロプラスチックビーズの生態系への影響懸念から洗い流す製品への使用自粛、トリクロサン等の殺菌剤を含有する薬用石けんやボディソープの代替え問題が発生しました。

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