あらた畑中社長、新年度は「セカンドステージ スタートの年」

週刊粧業 2017年1月1日号 8ページ

カンタンに言うと

あらた畑中社長、新年度は「セカンドステージ スタートの年」
 あらた(畑中伸介社長)は、中期経営計画の最終年度となる今期(2017年3月期)が、期初予想を上回る過去最高の業績となる見通しだ。内部体制の整備にも一応の目途がついたことで、来期(2018年3月期)をスタートとする3カ年の新中期経営計画は、これからの10年間を見据えながら、新たな成長をめざす計画になる。

 この意味で来期は「あらたとしてのセカンドステージのスタートの年」と位置づけている。畑中社長に今後の経営課題についてインタビューした。



今期業績見通しを上方修正

 ――今期は、第2四半期が増収大幅増益となり、通期見通しを上方修正されています。業績は好調に推移していますね。

 畑中 本来ならばもう1、2年前倒しで当初目標を達成したかったのですが、消費税増税後の反動などもあって前々期が苦戦するなど紆余曲折がありました。

 上期が好調だった要因は、付加価値の高い新製品が相次いで発売されるなどで商品単価が上昇したことです。これに伴って物流センターの生産性も向上しました。

 昨年は、熊本地震、鳥取地震が相次いで発生しましたが、社員が懸命になってライフラインとしての当社の使命を果たしたことで、地域の皆様から感謝されました。このように、あくまで生活に密着した商品をベースとしている当社にとって、単価が少々でもアップすれば、成果につながることがよくわかりました。

 下期も順調に推移しており、上方修正した通期予想の売上高6900億円、経常利益73億円はほぼ達成できる見通しです。

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