訪販化粧品メーカー各社、人材育成に注力する動きが活発に

週刊粧業 2017年4月3日号 1ページ

カンタンに言うと

訪販化粧品メーカー各社、人材育成に注力する動きが活発に
 週刊粧業の看板的な特集企画として継続している「訪販化粧品」(春季)がまとまった。全盛期と比較した場合、売上高規模や参入社数のほか前線を行き交うディストリビューター数は陰りを隠せない一方で、訪問販売は依然、資本やリスクをほぼ伴わない独立開業ビジネスである点が特性を際立たせている。

 インターネットが台頭した世の中は「早くて便利」が喧伝されて久しい中で、訪販は対極を行き、人を介したドラマのような性質と局面がある。

 そのうえ、多種多様な商材が揃っている訪問販売のマーケットにおいて化粧品は売上高で不動の最上位(平成27年度ベース、日本訪問販売協会調べ)にあり、王道商材として訪販ビジネスを牽引している。

最大手ポーラ、「販売員の質向上」が
業績向上につながるロールモデル提示

 最大手のポーラが販売の前線に大鉈をふるった経営判断には、業界の関心が注いだ。登録BD(ビューティーディレクター)数が約7割減という急激なスリム化は、産物として意欲のある人材の教育を手厚くできる成果を生み、今後にかけてロールモデルとして同業が追随しそうな気配が見え隠れしている。

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