2016年度インナービューティー市場規模を調査|TPCマーケティングリサーチ

粧業日報 2018年6月8日号 4ページ

2016年度インナービューティー市場規模を調査|TPCマーケティングリサーチ
 TPCマーケティングリサーチは、2018年1月~5月にかけて、インナービューティー市場について調査を実施し、その結果を発表した。

 2016年度のインナービューティー関連商品市場は、前年度比4.0%増の1165億円となった。女性の健康および美容意識の高まり、インバウンド需要の影響、機能性表示食品制度の開始によって、2012年度比約1.2倍に拡大している。

 女性の健康や美容意識の高まりを背景に、内面からも美容成分を摂取したいという意向が強まる中、各社では、美肌効果や美白効果、アンチエイジング効果を持つ成分を含んだ商品を展開し、女性の多様なニーズに対応している。

 インバウンド需要は、2015年度に訪日外国人の消費行動により化粧品系企業や医薬品系企業の売上が大幅に増収したことで、同年度は前年度比16.1%増と大きく拡大している。

 具体的には、ポーラの「ホワイトショット」やエスエス製薬の「ハイチオール」などといった美白効果を訴求したサプリメントやOTC医薬品が高い人気を集め、市場規模の拡大に貢献している。

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