アディクション、アイシャドウと新ベースメークで飛躍へ

C&T 2018年6月15日号 10ページ

アディクション、アイシャドウと新ベースメークで飛躍へ
 「アディクション」は海外展開として2016年にアジア1号店を韓国に出店、その後は香港、台湾にも進出を果たし、グローバルブランドとしての礎を築きつつある。2017年秋に刷新したファンデーションに17色のカラーレンジを用意したのも、世界を見据えた戦略といえる。

 昨年からベースメーク刷新と連動した新カウンターの導入を進め、ブランドの世界観を広く伝えている。コーセー戦略ブランド事業部の井口史生ブランドマネージャーにブランドの方針と戦略を伺った。

高成長の原動力は「ザアイシャドウ」
昨秋に刷新したベースメークも健闘

 「アディクション」は2009年7月のブランドデビュー以来、毎年2ケタ成長を続けており、2018年度も同様の成長を目指している。

 その原動力の1つが、99色という幅広いカラーバリエーションを展開中の「ザアイシャドウ」だ。エントリーアイテムとして多くの新客を獲得し、ブランドの成長に大きく貢献している。

 「2017年度は9月に刷新したベースメークも、プロモーションなどを大々的に取り組んだ結果、売上拡大につながった。ベーシックアイテムと位置づける『ザファンデーション』は全17色、『ザグロウファンデーション』など、その他のリキッドファンデーションは15色、『ザグロウパウダーファンデーション』が全9色と、従来の5色展開から大幅にカラーレンジを広げた。これによりグローバルでもしっかり提案できる色揃えとし、かつ日本人の嗜好性にもきめ細かく対応できるようにした。『プライマーアディクション』もベストコスメを多数受賞し、ベースメークの愛用者を拡大する原動力になっている。今回の刷新を機に、ベースメークのフィロソフィーや考え方を積極的にアピールしている」

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