美容部員派遣会社、スタッフ確保に奔走

週刊粧業 2018年9月17日号 1ページ

美容部員派遣会社、スタッフ確保に奔走
 美容部員の採用環境は相変わらず厳しい状況にある。女所帯ならではの人間関係や販売ノルマ、顧客応対に高いハードルを感じてしまうようだ。その一方でインバウンド需要の増加と10~20代の百貨店志向の高まりから来店客数は増加している。

 そこで人材派遣会社に美容部員の派遣を要請する動きは加速しつつある。人材派遣会社も登録者を増やすため、より魅力的な案件の獲得に力を注いでいる。

大手企業で正社員化が進む中
正社員より働きやすさを優先

 立ち仕事が多い美容部員はある程度の体力が求められることもあり、以前は20~30代の求人が主体だったが、絶対数の減少もあり、30~40代のスタッフが増えている。

 40代後半~50代の求人は少ないが、子育てが一段落して就労意欲が高まることからこの年代の応募者は多く、求人のミスマッチが続いている。このため派遣会社ではクライアントに大人世代でも働ける案件を拡充するよう提案しているが、ブランドによって温度差があるようだ。

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