ツバキスタイル、環境対策容器を積極化、メカニカルリサイクル容器を製造

週刊粧業 2019年3月25日号 9ページ

ツバキスタイル、環境対策容器を積極化、メカニカルリサイクル容器を製造
 ツバキスタイルは、メカニカルリサイクル容器の製造・普及を宣言している。

 昨年、ウミガメの鼻にストローが刺さったショッキングな映像が広まり、世界で急速に海洋プラスチックゴミへの懸念が高まっている。そうした中、同社は化粧品・トイレタリーボトルメーカーで初となる100%リサイクルPETを使用したボトルを製品化した。

 リサイクルPETを使用することで石化由来のPET樹脂の使用量を減少させることができる。これは、延伸PET容器製造(延伸ブロー成型)に強く生産能力が高い同社だからこそ実現できた。

 メカニカルリサイクル容器は、同社で取り扱う700以上の自社オリジナル型で転用でき、小ロットでの対応も可能だ。

 同社は、環境省が推奨する、海洋プラスチックゴミによる環境問題の解決に向けた取り組みを応援する「プラスチック・スマート」キャンペーンにも参加しており、限りある資源を守るための取り組みを今後も進めていく。

 また、新商品開発にもより一層注力しており、硝子に代わる高級コスメ向け肉厚PETボトル容器を業界で初めて開発した。底部と肩部に肉厚を維持し、消費者が手に持つと硝子と見間違うような重量感と質感の容器となっている。

 従来、スキンケア容器に使用されていた肉厚形状を、ヘアケア・ボディケアでも使用できるラインナップを用意した。

 同社は、バイオマス容器の分野では製造世界認証を取得し業界一の使用量を誇る。こうした取り組みが評価されていることを受け、今後新たに海外拠点への工場進出も計画中だという。
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