ホシケミカルズ、サステナブルな化粧品づくりを推進

週刊粧業 2024年10月14日号 40ページ

カンタンに言うと

  • 容器・パッケージとOEMでトータル支援
ホシケミカルズ、サステナブルな化粧品づくりを推進

 化粧品OEMを軸に原料販売や容器製造なども手がけるホシケミカルズでは、国内外の容器・パッケージメーカーの得意分野を取引先ごとに把握し、素材やロット数などクライアントのニーズに応じて最適な容器・パッケージを提案することで、OEMの受注が増加傾向にあるという。

 国内向けのOEM製品では、スキンケア・メークアップを中心に採用が多かった環境配慮型の容器・パッケージが、ヘアケアのカテゴリーにも広がりを見せているようだ。

 具体的には、化粧箱のシュリンク包装を廃止し、環境負荷の少ないバージンシールを採用することでプラスチック使用量を削減したヘアケアローションや、FSC認証紙と古紙を組み合わせ、ベジタブルインクを用いて環境負荷低減に寄与したパッケージなどの採用実績が増えているという。

 「サロン専売品のヘアケアでバイオマス容器の採用が進んできたが、中身(バルク)との相性(安定性や経時)があり、容器は採用のハードルが高い。一方、外箱は直接中身に触れることがないため取り入れられやすく、環境に配慮したパッケージへの要望が高まっている」(販売推進チーム/広報主任 平地祥子氏)

 海外向けのOEM製品では、現地企業と合弁で設立したインドネシア工場において量産化が可能になった石灰石由来のジャー容器への引き合いが多いという。また、海外では製品のライフサイクル全体でCO₂排出量の削減にこだわるクライアントが多いことから、CO₂を排出しない全面電気溶融炉で製造した日本製のガラス容器(オパールガラス、写真)の採用が徐々に広がっている。

 「ODM製品では現在、環境に配慮したサステナブルなPR成分と容器包装を提案する『クリーンビューティシリーズ』で、マルチオイルと化粧水、クリームの3品を展開している。今後は、中身と容器どちらも環境に配慮した当シリーズのラインナップをさらに拡充していく」(平地氏)

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