コーセー、山梨県南アルプス市に新生産拠点を建設

粧業日報 2019年5月9日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 総投資額は150~250億円、2021年度の稼動めざす
  • スキンケア・ヘアケア製品を中心とし、今後の需要拡大へのスピーディな対応が可能となる工場をめざす
コーセー、山梨県南アルプス市に新生産拠点を建設
 コーセーは、山梨県南アルプス市に新たな生産拠点(仮称=南アルプス工場)を建設し、今後の需要拡大に向け、中長期で安定的に対応できる生産供給と品質管理体制の構築に取り組む。

 なお、新生産拠点は2021年度の稼動を予定しており、総投資額は150~250億円を見込む。

 現在、同社は「世界で存在感のある企業への進化」を目指すVISION2026の実現に向け、積極的な事業展開を進めており、近年の国内外で拡大する化粧品需要に対し、2017年には群馬工場内に新生産棟を稼動し、2018年には狭山工場を再整備するなど、生産能力拡大を図ってきた。

 新生産拠点については、スキンケア・ヘアケア製品を中心とし、今後の需要拡大へのスピーディな対応が可能となる工場を目指す。

 具体的には、南アルプス山脈で育まれた清澄な水と美しい自然に囲まれた環境の下、ISO22716化粧品GMPに準拠した生産環境、万全な品質保証体制の中で生産することにより、新たな価値を加え、経済性・機能性に優れた環境配慮型の工場として整備していく。

 また、新生産拠点の稼動後は、各生産拠点のフレキシブルな活用により、高品質で競争力の高い製品の確実でタイムリーな供給と、在庫・コストの低減等により、さらなる経営基盤の強化につなげていく。

 新生産拠点概要/建設予定地=山梨県南アルプス市▽敷地面積=11万1525㎡▽主要用途=化粧品工場(大ロット スキンケア・ヘアケア製品中心)▽生産能力=1億個~
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