ポーラ化成、新たな肌浸透技術で押し返すような弾力肌を実現

粧業日報 2019年9月9日号 3ページ

ポーラ化成、新たな肌浸透技術で押し返すような弾力肌を実現
 ポーラ化成工業は、城西大学薬学部 皮膚生理学研究室 徳留嘉寛教授と巨大な分子を肌へ浸透させる研究を進めた結果、肌のハリ・弾力に必要不可欠な高分子ヒアルロン酸をナノサイズのボール状に凝縮し、肌内部へ浸透させる技術を開発した。

 これは、2016年に国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)世界大会にて発表した技術であり、今後、ポーラ・オルビスグループの化粧品に活用される。

 肌悩みの1つに挙げられる「ハリ・弾力の低下」は、加齢に伴うヒアルロン酸の減少などによって引き起こされることが知られているが、巨大な高分子ヒアルロン酸(平均分子量100万以上)は、ハリ・弾力の維持・向上に有用で化粧品に配合することはできるものの、巨大なために肌内部に浸透させることは困難だった。

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