化粧品物流・物流加工、システム・データの活用で業務効率化へ

週刊粧業 2020年1月1日号 82ページ

化粧品物流・物流加工、システム・データの活用で業務効率化へ
 化粧品・日用品業界に特化した物流サービスを展開する各社は、物流加工や検品、出荷といったトータルサポートを強みに事業を拡大している。

 独自の物流システムを構築し、物流工程の一元管理を推進するとともに、深刻化する人手不足に対応する作業の標準化・省人化への取り組みも進められている。

 ピッキング作業用ロボットの導入や、AIの活用も積極的に進められており、さらなる技術革新が求められている。BtoC物流においては、宅配クライシスと呼ばれる深刻な業界課題も表面化しており、様々なサービスが導入・検討されている。

スマホの普及でEC市場が活性化
共同利用型プラットフォームに脚光

 TPCマーケティングリサーチの調査によると、2018年度の通販化粧品市場は前年度比4.2%増の4292億円となり、2000年度の調査開始以来、最高金額となった。

 SNSやスマートフォンアプリの普及、AIなどのデジタル技術が積極的に取り入れられたことで、購買行動が多様化したことが市場拡大に寄与している。

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