【マットメイク VS グロウメイク】
マットメイクのキーワード(哑光 AND 雾面)とグロウメイクのキーワード(水光 AND 光面)をテーマに作成されたRED(小紅書)の投稿数を月別に比較してみると、マットメイクに関連した投稿数が急速に増加している(メジャーチャイナ2018年10月~2019年10月データ)。
Eコマースプラットフォームでも、消費者はマットメイクの化粧品をより多く購⼊している。
2018年10月〜2019年10月のマットメイク商品の全体市場規模(メジャーチャイナ調査)は98.1億元に達し、今年10月の売上高は前年同期比141%成長している。売上高トレンドは全般的に右肩上がりの傾向を見せている(カテゴリーはベースメイク&カラーメイクのみ)。
【中国ローカル消費者のメイク】
マット&グロウメイク市場のサブカテゴリーでの売上高構造を⽐較してみると、マットメイク市場ではリップメイク商品が最も多く販売され、グロウメイク市場ではベースメイクの商品が人気を得ている(マットメイク市場におけるリップメイク商品群の市場占有率=63%、グロウメイク市場におけるベースメイク商品群の市場占有率=75%)。
マットメイク市場での各サブカテゴリーの売上⾼増加率の比較を行った結果、2019年10月のリップメイクやベースメ
イク商品群の売上⾼が前年同期比150%以上増加しており、グロウメイク市場ではリップメイクとフェイスメイクの売上⾼がそれぞれ前年比151%、239%増加した。
グロウメイク市場で最も⼤きな割合を占めていたベースメイク商品群の売上比が前年比27%減少している。つまり消費者はグロウメイクをするために、リップメイクまたはフェイスメイクの商品を求めていることを意味する。
メイク術に対する中国消費者の興味は今後さらに⾼まると予想される。中でもマットメイク市場がトレンドをリードしており、マットメイクを販売するならリップ&ベースメイク商品が最も人気がある点に注⽬する必要がある。
【メジャーチャイナ】(記事提供元)
中国EC・SNSのビッグデータを収集し、ビジネスインサイトを提供するデータ分析会社。中国で取引される6800万個のコスメ商品の売り上げ/価格/効能/原料等の属性別トレンド分析データ、レポートを提供。Unilever,AMOREPACIFIC,LG健康生活 等のグローバルブランド、証券アナリスト等が本社のサービスを利用中。
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