オルビス、社員向けの健康サポートプログラムを開始

訪販ジャーナル 2020年6月22日号

オルビス、社員向けの健康サポートプログラムを開始
 オルビスはこのほど、女性社員の健康促進を目的に、メドレー社が提供する「CLINICSオンライン診療」を活用したオンラインピル外来プログラムを開始した。

 本社やショップで働く女性社員約1000人が対象で、生理痛・PMS(月経前症候群)をはじめとした月経に関するトラブルについて、体調を管理する目的でのピルの利用に習熟した医療機関でオンライン診療を受けることやピルを処方してもらうことが可能となる。

 なお、プログラム開始に合わせて、女性特有の働けないほどつらい生理による不調、不妊治療(通院)、PMS 、更年期といった症状に対して安心して休める有給休暇制度「ウェルネス休暇制度(月1回使用限度)」も同時にスタートする。

 同社が本社社員に対して2020年3月に実施した健康福祉に関するアンケート調査では、「仕事に集中できないほどの生理痛やPMSを経験したことがある」(66%)、「生理やPMSが原因で休みたいと思ったことがある」(70%)といった回答が寄せられる一方、「生理痛やPMSを理由に会社を休んだことがない」(77%)といった回答も過半数を大きく上回った。

 このアンケートにより、女性社員の多くが不調を抱えた状態で業務を行っていることを突き止めた同社では、社員個々に任せるだけでなく、会社がプログラムとして症状改善を推進することで、月経に悩む社員が適切な知識をもとにして症状改善に向き合いやすくなり、通院形態や費用面においても診療を受けやすい環境が整うと考えた。

 小林琢磨社長は、「オルビスは、女性に美を届けるブランドであると同時に多くの女性社員が活躍する会社であり、特に女性の心身についての正しい知識に基づいて快適な職場環境を創り上げていくことはブランドとして重要な取り組みの1つといえる。体調がすぐれない場合にきちんと休暇が取れるだけでなく、少しでも快適に毎日を過ごすための方法として、今回、『オンラインピル外来プログラム』を開始することにした。この取り組みが多くの企業において、女性の活躍支援のきっかけや参考となることを願っている」とコメントしている。
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