訪販ジャーナル 2024年10月28日号 5ページ
新日本製薬は、独自成分の「VCコラーゲン」「ムラサキ発酵コラーゲン」「プラセンタコラーゲン」「プロテクトコラーゲン」が睡眠中に分泌する成長ホルモンとの組み合わせにより、コラーゲン産生を促進する効果を確認した。今後、これらを応用したスキンケア商品の開発を進めていく。
睡眠の質が低いと成長ホルモンやインスリン様成長因子(IGF-1)の分泌が減少し、肌の回復力の衰えや、老化を引き起こすことがわかっている。同社は、肌の大部分を占めるコラーゲンがアンチエイジングにおいて重要と考え、長年、独自コラーゲンの開発に積極的に取り組んできた。
今回、睡眠の質と美肌の関係に着目し、独自コラーゲンと成長ホルモンの組み合わせがコラーゲン産生を促進し、肌の回復力を高める眠り美容の活用に期待できるのはないかと考え、研究に取り組んだ。
独自コラーゲンの「VCコラーゲン」「ムラサキ発酵コラーゲン」「プラセンタコラーゲン」「プロテクトコラーゲン」を成長ホルモンとともにヒト皮膚線維芽細胞に添加し、IGF-1の作用を検証した結果、IGF-1の遺伝子発現量、IGF-1受容体の遺伝子発現量が増加し、コラーゲン産生を高める効果を確認した。
まず、加齢モデルに「VCコラーゲン」を単独添加することで、IGF-1の遺伝子発現量が増加することを確認した。また「VCコラーゲン」と「ムラサキ発酵コラーゲン」「プラセンタコラーゲン」「プロテクトコラーゲン」をそれぞれ組み合わせて添加したことで、IGF-1の遺伝子発現量が増加することを確認した。特に「ムラサキ発酵コラーゲン」との組み合わせでは、若年モデル以上の効果が示された。
次に、加齢モデルに「VCコラーゲン」と「ムラサキ発酵コラーゲン」「プラセンタコラーゲン」「プロテクトコラーゲン」をそれぞれ組み合わせて添加したところ、IGF-1受容体の遺伝子発現量が増加することを確認した。特に「ムラサキ発酵コラーゲン」との組み合わせでは、若年モデル以上の効果が示された。
さらに、加齢モデルに「VCコラーゲン」「ムラサキ発酵コラーゲン」「プラセンタコラーゲン」「プロテクトコラーゲン」を単独添加した場合、コラーゲン産生量が増加することを確認した。「VCコラーゲン」と「ムラサキ発酵コラーゲン」「プラセンタコラーゲン」「プロテクトコラーゲン」をそれぞれ組み合わせて添加した場合にも、コラーゲン産生量が増加することを確認し、特に「ムラサキ発酵コラーゲン」との組み合わせでは、若年モデル以上の効果が示された。
以上により、独自4成分が睡眠中のIGF-1遺伝子、IGF-1受容体の遺伝子の発現を促進することが確認されたため、成長ホルモンとの相乗効果により肌の回復をサポートする眠り美容の効果が示唆されたという。
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この記事は訪販ジャーナル 2024年10月28日号 5ページ 掲載
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