アルビオン、化粧品づくりを一般公開する新業態店をオープン

粧業日報 2020年7月22日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 「肌データの蓄積」「顧客ニーズの把握」で研究のレベルアップへ
アルビオン、化粧品づくりを一般公開する新業態店をオープン
 アルビオンは6月22日、NEWoMan横浜に2日後に開業するオープンラボとエステを併設した新業態店「ALBION PHILOSOPHY(アルビオン フィロソフィ)」の内覧会を開催した。

 アルビオン フィロソフィは、「HAPPY」をコンセプトに、きれいになる喜びの提案を通じて、顧客に対して素肌も心も笑顔になる空間を提供。アルビオンらしさが宿る特別な場所で、新たな情報発信を行っていく。



 店内は8つのゾーンに分かれており、入口中央には最新ビューティと出合うはじまりの場所「DOMA」を配置し、広々とした空間で来店客を出迎える。

 その左側に話題のポイントメークやベースメークが勢揃いする「PORTRAIT」、BAが肌の手入れの相談や商品説明を行う「GATHERING」、左奥にはうるおいのミストを浴びながら気になるアイテムが体験できる「CABANA」を配置している。

 ショップマネージャーは、「広い店内にアルビオンのこだわりをたくさん詰め込んだ。それらをしっかりとお客様に伝えることで、また来たい、来るたびにハッピーになると感じていただけるような店舗を目指す」と意気込みを語る。



 店内奥中央には、アルビオンの哲学を象徴する特別なスペースとして、化粧品づくりを公開するオープンラボ「LAB」(横浜研究室)を設けた。

 来店客向けに、化粧品原料の調合や肌効果の研究の一部を公開するほか、専用機器による詳細な肌分析を行う。1日2回、5分程度の実演を行い、乳化の仕組みなどを解説する。今後は、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、来店客にも実験に一緒に参加してもらう研究寄りのワークショップなどを検討している。

 「研究拠点の1つとして、原料の配合検討や製造工程の検討など、主に基礎研究を行っていく。女性研究員5名を常駐メンバーとして配属しており、常時3名が店頭に立つ予定だ。肌分析機器を活用することで、最適な化粧品の推奨が可能になるほか、同意を得たお客様の肌データを蓄積することにより今後の研究に活かすことができる。お客様と直接コミュニケーションを取ることで、今までにない新たな発想が生まれ、5年後、10年後に研究成果となって表れることを期待している」(製品研究部 美容研究グループ グループ長 小平努氏)

 店内右側には、オリジナルのトリートメントサロン「LE SALON」を併設。その奥にあるベッドルーム「THE BED」(1台)では、アルビオンならではの、最高クラス「エクシアALシリーズ」とALBION PHILOSOPHYのオリジナルフェイス&ボディトリートメントで最上級のおもてなしを体験できる。完全予約制で、コースは1万5000円~10万円まで用意している。1日最大3組の予約を受け付ける。



 店内入口右側には、公式アプリで予約した商品の受け取りや、イベント・ワークショップ・サロンの受付を行う「RECEPTION」を配置した。

 今回の新業態店オープンにあたり、スマホアプリを通じて予約した商品をスムーズにピックアップできる取り置きサービスを導入している。
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