海外進出支援企業、中国市場への競争が激化

週刊粧業 2020年8月10日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 中国市場の競争が激化する中現地に合わせた企画展開必須に
  • 全方位型の販売戦略に有意性中小企業はBtoBの卸売に活路
海外進出支援企業、中国市場への競争が激化
 化粧品業界では、中国市場への注目度が引き続き高まっており、新型コロナウイルスによるEC化の流れは新規参入率をますます上げると見られている。

 本特集では、中国市場への新規参入をサポートする各社の取り組みをまとめ、紹介する。

中国市場の競争が激化する中
現地に合わせた企画展開必須に

 新型コロナウイルスの影響で国内でのEC化が加速しているといわれて久しいが、中国国内でも大規模なEC化の流れが巻き起こっている。

 例えば、毎年6月1日から開催される中国越境ECの巨大セール「618」の市場規模が大きく伸長したという。

 「618」は11月11日の「独身の日」と合わせて中国越境ECの2大イベントといわれるが、イベントを主導するECモール大手「京東」は、今年の累計金額を前年比約1.3倍の「2692億元」と発表。同じくEC大手の「天猫」は、「6982億元」を売上げ、「5月25日の0時から始まった予約販売の1時間後次点で、取引金額は昨年同時期の5倍に達していた」とコメントした。

 このようなEC化を捉え、これまでインバウンド需要に頼ってきた日本企業もECモールに旗艦店を出店するなど、新規参入が続々と進んでいる。

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