アンドシー 平垣社長、OEM企業で長年培った人脈活かし新会社設立

週刊粧業 2020年9月7日号 14ページ

アンドシー 平垣社長、OEM企業で長年培った人脈活かし新会社設立
 アンドシー 代表取締役社長 平垣早俊氏は、20代前半に在籍した組織販売の企画室で仕事の基本を学び、仕入担当として事業規模から業種まで実に様々なメーカーと商談を行った経験がきっかけとなり、起業を志すようになった。

 そして、20代後半で自社ブランドを展開する商社に転職すると、商品企画から営業を担当した。

 ここでは自ら手がけたオーラルケア商品をヒットさせ、ドラッグストアの新規販売店を開拓していった。

 30代後半には当時、営業が社長1人のみの化粧品受託製造(OEM)メーカーと出会い、流通や商品企画、営業など自ら培った幅広い経験が同社のさらなる成長に活かせると考え、営業部門をゼロから立ち上げることを決意する。

 その後、外資系の化粧品OEMで同じく営業部門の立ち上げに参画したほか、美容室を中心に展開する国内OEMでの一般流通向け新規開拓、さらには百貨店で直営店を展開する国内OEMでの営業を経て今年5月、商品企画からOEMをサポートし、美容ビジネスのコンサルティングや販売促進も行う「アンドシー」を設立した。

 同社では、小ロット生産を軸にフリーズドライ化粧品やバイオセルロースマスクのOEMをはじめ、現在、平垣氏が顧問を務めるヒト幹細胞培養液の専門サプライヤー・アンチエイジング社の原料を用いたまつ毛美容液のOEMを得意とする。

 「OEM営業は、取引先と工場との間で板挟みとなる面倒な仕事なため、長く続ける人がいない。そういった中で、私は10年以上にわたって従事し、人脈づくりも大切にしてきた。50歳でようやく起業を果たし、私の強みである豊富な人脈を活かしたスピーディな対応と、容器を中国から調達できるコストメリットで、立ち上げ間もないベンチャー企業の駆け込み寺として1社でも多くサポートしていく。将来的には、オリジナル原料の開発などを推進し、メイドインジャパンの化粧品を通じて日本の技術力を世界に発信していきたい」
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > アンドシー 平垣社長、OEM企業で長年培った人脈活かし新会社設立

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop