2021年海外進出支援の最新動向、中国で勝つ独自の戦略必須に

週刊粧業 2021年8月9日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 日系企業が続々と中国市場へ、マーケティングで勝機を模索
  • ファンのコミュニティ化により低コストで認知向上が可能に
2021年海外進出支援の最新動向、中国で勝つ独自の戦略必須に
 化粧品業界では、中国市場への参入が加速し、「T₋mall」など巨大モールに出品する越境ECが主流となっている。

 コロナ禍により流れに拍車がかかり、大手をはじめ各企業はモールが仕掛ける巨大セールに合わせた拡販施策を進め、資生堂も昨年の「W11(独身の日)」の売上は前年比2倍超えを達成した。

 こうした背景から市場競争も激化し、かつて訴求力を得ていた「メイドインジャパン」のみでは売上が見込めなくなった。

 各社は積極的なマーケティングによる認知拡大を図るが、中国市場のセオリーは、国内と大きく異なり、新規企業がいちから認知と売上を拡大するのは一筋縄ではいかない。

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