ポーラ化成、感触づくりAIを構築

訪販ジャーナル 2021年9月13日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 狙い通りの感触を速やかに実現
ポーラ化成、感触づくりAIを構築
 ポーラ化成工業は、コンピュータシステムの企画・開発などを手がけるSBXと共同で「感触づくりAI」を構築した。

 これにより、処方を入力するだけで瞬時に感触が予測できるため、目指す感触を効率的かつ的確に実現することが可能で、さらに試作回数が減るため環境にも優しい化粧品開発が可能となる。

 化粧品において、「感触」は心地よさに直結する最も重要な要素であり、求められる感触は、季節や肌状態・用途・嗜好性などにより千差万別なため、化粧品開発の肝である感触づくりには多くの時間と労力が費やされている。

 一方で、狙い通りの感触を実現するには、数千にも及ぶ原料から最適な組成と最適な製法を見極める必要がある。

 そのため、一つの製品の完成までには数十~数百通りもの処方の試作と評価が繰り返され、熟練の処方開発者であっても多くの時間と労力がかかるのが現状だ。

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